6月29日(土)18時から、札幌市民交流プラザ 会議室にて「認定ヨーガ療法士のための事例検討会」が開催されました。個人情報保護の観点から、スーパービジョンのエッセンスのみをまとめました。

1.大きなスーパービジョンのテーマ

相手に対して主導権を取りたいクライエントに対してのダルシャナとは。

2.初期段階のアセスメントで必要なこと
・生活成育歴のなかで、支配欲を巡った執着がどのように展開されてきたかを確認する。
・感情を手段にして手に入れる経験を、子ども時代の対人関係、学生時代などから確認していく。逆に仲の良かった人との関係性も確認すると、特徴が見えてくる。

3.ダルシャナ中の自制か抑制かに対するアセスメントについて
・ヨーガ療法士はクライエントが自制か抑制かの見立てを行っている。
・抑制とは、我欲があり、執着し続けて表面化させないだけで、心の中はネガティブ感情にあふれている。心が乱れているので、その後の対人関係は変わらない、上手くいかない。
・自制とは、我欲があることに気づき、その執着を自覚し手放すことができる。これは支配欲だからと自覚しているので、心は静かである。

4.鎌田先生からのスーパービジョンのまとめポイント
・表Cタイプは、上位に立ちたがるタイプ。ストレートパンチで、先に手を出す。そのため、人間関係続かない。しかし、誠実である。
・以下のプロセスが求められる。

①勇気づけ:パーソナル・ストレングスに着目する。「誠実ですね~。普通はここまで対応しませんけど、投げ出さずに対応されていますね~」など。ストレートで誠実であることを勇気づける。
②次に、これまでの対応における自然の結末について一緒に考えていく。「ストリートファイター」をやってきてどうなったか?「これだと体がもちませんね~」など。欲の自覚。
③欲の自覚ができてきたら、どうしたら協力・調和関係を築けるか考えていく。

5.そのほかの補足
・抵抗処理とは、抵抗されたら引っ込めること。そして、パーソナルストレングを見つけて、勇気づけをする。相手に花を持たせる。
・回復・治癒への逃避とは、治ったことを強調しこれ以上要りませんと主張すること。

【文責:認定ヨーガ療法士(札幌)大友秀治】